どうもカポエイラジェライス東京のインストラクターりゅうです。
リクエストがあったので、私のカポエイラの動きに対する個人的なこだわりを述べていきたいと思います。今回はパート①になると思います。
・ホーダを盛り上げる
私はホーダをするときに、参加者全員の共通の目的として、ホーダを盛り上げる、 Axeを高める、ということが最も重要だと常に考えています。
ジョーゴをする人自身が楽しんでジョーゴし、ホーダに参加している人全員が楽しんで盛り上がり、ジョーゴを外から見ている人も感動したり盛り上がるようなホーダを作り上げる、それを全て達成するというのが良いホーダだと思います。
例えばある人がホーダの参加者全員をバッタバッタとなぎ倒して自分の強さを見せつけることができても、それで参加者全員がしらけて嫌気がさしてしまっては、良いホーダとは言えません。
またジョーゴしている2人がすごく楽しんでいても、カポエイラを知らずに見ている人が「何あれダサいな」と思うようならそれも良いホーダとは言えないでしょう。
アクロバットを次々と披露しても、ジョーゴしている相手がほったらかしで何もできない状況ばかりではそれも良いホーダではありません。
またホーダの外で見ている観客がとても興奮するようなホーダでも、メストレの厳しい指示と叱咤でカポエリスタが怒られるのを怖がりながら兵隊のようにジョーゴしているのも良いホーダとは言えません。
カポエリスタが良いホーダをすることを全員が心がけた上で、その時々のベストを尽くし楽しんでジョーゴに参加することで、信じられないような素晴らしいホーダができます。
私はジョーゴの動きを組み立てる上でも、例えばそのホーダでまだみられていない技を使ったり、初心者が萎縮しないように穏やかに分かりやすくジョーゴしたり、上級者とは激しくジョーゴしたり、蹴り合い一辺倒にならずに魅せる動きを入れたり、激しさと穏やかさの緩急をつけたりと、様々な要素でホーダのAxeを高めるよう努力しています。
相手との駆け引きに気を取られすぎて、お互いジンガなどのステップのみで見合って、全くキックも何も出さないようなジョーゴにもつい気を抜くとそうなってしまいますね。気をつけなければと思います。
