メストレの昇段

どうもりゅうです。

GWにカポエイラバトゥーキさんの昇段式に参加したのですが、ヨウコ先生がメストラに昇段するというサプライズがありました。(女性のメストレをメストラと呼びます)

これはかなり稀なことなので、私もとても驚きました。

私はカポエイラジェライスの先生たちがメストレに昇段するのを、2012年、2015年、2018年のムンジアルで見てきましたが、日本人がメストレに昇段するのをみたのは初めてです。

日本人のメストレは既に何人かいますが、日本国内で昇段式をしたのは聞いたことがありません。

きっとMestre Amenが生徒たちの前で発表してあげたいという優しい思いがあったのではと感じました。

メストレに昇段するタイミングやその昇段の仕方というのは団体、人によってバラバラです。

カポエイラジェライスではいつもムンジアルというブラジルでの世界イベントの時にその式典が行われます。
メストレの昇段には、カポエイラジェライスの大勢のメストレはもちろん、他団体のメストレも多くイベントに参加し、昇段を見守ったり、一緒にジョーゴをしたりします。


世の中にはメストレが1人もいないグループのトップが、別のグループのメストレや、グループを持たないメストレから帯をもらうなどということも稀にあります。(そういうことはよくないという人も稀にいます)

カポエイラのメストレは世界に大勢いますが、中には誰かに認められて帯を受け取った訳ではなく、帯を自分で作り勝手に自分で名乗っている人もいるかもしれません。(これはほぼ全てのカポエイラのメストレがNGと言うと思います)

しかしメストレになるためには、自分が長年師事してきたメストレから認められてメストレ昇段するという流れが最も”綺麗なストーリーの” 昇段といえるでしょう。

だたし長くカポエイラをやっている人の中には、自分のメストレが高齢で亡くなってしまう、メストレがカポエイラの活動をやめてします、色々あって自分がグループをやめてしまう、ということなど様々な事情があります。

そう考えると、今回のようこ先生の昇段のように、自分がずっと活動してきたグループで、ずっと師事してきたメストレからメストラの帯をもらうというのはある意味幸運といえるのかもしれません。

カポエイラジェライスのムンジアルでは、2012年に1人、2015年に10人、2018年に2人がメストレに昇段しました。どの昇段をみていても、とても多くのメストレ達とジョーゴをして、盛大な昇段式でした。カポエイラジェライスではメストレの帯も4段階の種類があるので、既にメストレである人達の昇段もそういった時におこなわれます。

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