話題の大会VMB

どうもりゅうです。

2024年1月に開催されたVMB( Volta do Mundo Bambas)の大会について解説したいと思います。
Volta do Mundo Bambasとは、直訳すると 達人たち(Bambas)の世界(volta do mundo)、または世界中の達人、という意味です。

今回で4回目となる開催の、カポエイラの競技大会のイベントです。

過去から少しずつ形を変えて開催されてきました。
今回はリオデジャネイロのオリンピックアリーナで開催しYouTubeで生配信され、過去最大のイベント規模となりました。

VMBの大会の特徴として、過去にあった他の世界大会、「WCC」「Redbull Paranaue」のような予選を含むトーナメント方式と異なり、マッチメイク制のプロボクシングや RIZIN等のような仕組みでおこなわれました。勝者にも大きなチャンピオンベルトが贈呈され、プロ格闘技の大会にかなり近い方式になっていました。
そもそも周囲を魅了するというのもカポエイラの目的の一つであることから、カポエイラはこういう大会形式に向いていると感じました。

昨年の前回大会と大きな違いは、出場者のレベルが、特に子供のレベルがとても高くなったと感じます。大会自体の注目度があがり、ブラジル国内の参加希望者が増えたことが要因かと思います。

トリのメインマッチであるカードは、前回大会優勝者のエリッキ、マイアと、日本でも有名なカポエリスタのバハオンジーニョ (マーカス・アウレリオ)でした。

結果は前回大会のエリッキマイアが2連覇を果たしました。これを見た感想は、やはり高いレベルですが、前回と大きく異なりかなり激しいコンタクト、主にパンチ系の技の応酬が多かったように思います。これはバハオンジーニョのグループ「アシェ・カポエイラ」のスタイルがかなり激しいコンタクトをすることが多いうえに、彼が総合格闘技に精通してして、それに引っ張られるかたちで激しいパンチが飛び交うことになったのかと想像します。

以前に日本で競技大会を主催運営していた身として、ルール、マッチ方式、魅せ方など色々な部分で参考になるものでした。また、是非今後コロナ以前のように日本でもオープンな競技大会を開催できればと思います。

タイトルとURLをコピーしました