カポエイラジェライスのブラジル本部道場②

前回の記事はこちら!
カポエイラジェライスのブラジル本部道場①

どうもりゅうです。
前回に引き続きブラジルのベロオチゾンチのカポエイラ本部道場での暮らしを解説していきます。

道場での暮らし

本部道場は2階が練習場、1階が居住スペース、同じ敷地の別の建物がメストレの自宅となっています。
メストレの自宅には基本的には入れません。
居住スペースは個室が3部屋と共用シャワーとトイレ、キッチンと裏庭が洗濯場になっています。
各部屋の中間の広間には筋トレマシンが多数置いてありジムになっています。
各部屋は2段ベッドが置いてあり、いつも2〜4人程度の若者が住んでいます。自分が住んでいた時はブラジル人が3人住んでいました。またイベントの時などは国内や海外からも大勢人が来るため、その宿泊に空いてるベッドが使われます。

・日々の生活
同居している仲間たちは昼間は仕事していることがほとんどで、
仕事のない自分は午前練習がある日は練習、練習後や練習のない日はずっと自由な時間でした。道場でストレッチしたり軽く自主練習したりしました。
また食材の買い物、付近を散歩したり部屋で携帯ゲームをしたり、ポルトガル語の勉強をしたりと、ニート暮らしを満喫していました。

道場の周辺は閑静な住宅街で、近くにはファベーラと呼ばれるスラム街もありますが、夜歩いても少し危険な程度のブラジルでは普通の町です。
ショッピングセンターなどが集まるベロオリゾンチの町の中心部まではバスで40分くらいかかります。食材や日用品の買い物などは近くのスーパーマーケットで十分でした。

・食事
基本的には自炊なので、共用の冷蔵庫にたくさん食材を買い込んで共用のキッチンで作っていました。昼食はいつも近所のコスパ最高のレストランで食べていて、当時の通貨計算で500円くらいでした。
ブラジル全般に言えることですが、自炊すれば日本よりは食費はかなり安く済みます。

・イベント
週末などには、ベロオリゾンチ市内や、遠い町のカポエイライベントに同居している仲間たちと参加することが多々ありました。
バスを貸し切って5時間くらいかけて泊まりで遠くの街まで20人くらいで行くこともありました。こうした遠征は遠征先の見知らぬ街を観光できるのと、現地の大勢のカポエリスタにも会えるのでとても楽しかったです。

また、毎年12月には本部道場のでの昇段式があり、ブラジル各地や国外からも凄いカポエリスタが大勢集まります。

本部道場の暮らしで困ったこと

これはブラジルのどこで生活してもですが、日々カオスなことが多々起こります。
建物や設備の破損、断水、停電、物がなくなる、喧嘩、事故など、本当にトラブルがつきません(笑)

それ以外に困ったことを書くと、
・プライバシーはあまりない、部屋は勝手に誰かはいるし、音などはダダ漏れ
・シャワーがとても弱く人肌のお湯がちょろちょろ
・洗濯機がないので全部手洗い

このようにブラジルでのカポエイラ修行の暮らしは、カポエイラの練習以外にもとても有意義で魅力の多いものでした。

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