マクレレが上手いとカポエイラも上手くなる?

りゅうです。
先日はマクレレの練習をしました。
マクレレ練習自体、数ヶ月ぶりで皆も忘れてたんちゃうかな。と思っていましたが想像以上に皆覚えていてすぐにできていました。
もちろん初めての人もいました。

マクレレってなんぞや?という方はこちらをまずご覧ください。
https://capoeira-tokyo.com/column/page/toha/toha190808.html

マクレレの練習は、カポエイラの技術にも大きく役立つと思っています。
なぜかというと、カポエイラの「ダンス」部分の要素の勉強になるからです。

カポエイラでは「駆け引き」の部分の上手さと、「表現、かっこよさ」の上手さを磨かないといけません。駆け引きばかり気を取られて、膝の曲がった蹴りでドタバタ動いている人は、どんなに駆け引きが上手くても尊敬できません。もちろん逆もしかりですが、優先順位は「かっこよさ」の方がどちらかというと先かと思っています。特に初心者が優先して身につけるべきものは。

カポエイラの練習で、この「かっこよさ、表現力」を磨くことになかなか意識を向けられない人がいます。
美しい蹴りなどの動作を身につけるには、日々自分の動きに向き合いチェックしながら、何度も繰り返し練習が必要だからです。
駆け引きだけの練習は、形さえ理解すればその場ですぐ覚えて実行できます。(実際のジョーゴで使えるかは別として)
一方かっこよさは、かなり長い期間気を配って練習していかないと上達しません。
ここがまず、表現を磨くのに第一関門になります。

マクレレの練習は駆け引きがなく、カポエリスタにとって改めて「表現、かっこよさ」に向き合う時間になります。
脚、腕の少しの位置、角度、動かし方で、見える印象が大きく変わってきます。
形を覚えたら動きのリズムや表情、姿勢、スピードなども大切になってきます。
こういった「表現」に集中し向き合うことでいかに普段のカポエイラでもそれを意識する必要があるかを理解できる時間になります。

カポエイラのかっこよさが「技の難易度」によるものだと思って、難しいアクロバット技の練習ばかりしていると、色々アクロバットできるのに蹴りもジンガもどこかダサいような動きになる可能性があります。
もちろんそういう人は、アクロバット技自体の見栄えも良くないことが多いかと思います。

マクレレには難易度の高い技がないぶん、細部の動きの美しさをに意識を集中する練習ができます。
この「意識」をカポエイラにも応用して普段の練習にぜひ役立てるのが良いです!

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