誰がカポエイラの歌を作曲したのか

カポエイラの音楽、歌は何千、何万の曲が存在します。

カポエリスタなら誰でも皆知っているような有名な曲もあれば、ただ一つのグループ、教室でのみ歌われている曲も多くあります。

こうした曲というのは誰が作曲しているのでしょうか。またどのように作られ伝えられているのでしょうか。

実はカポエイラの曲は、誰が作曲したのかわかっているものと、作曲者が不明のものとがあります。

・作曲者が不明の伝統的な曲

カポエイラの歴史は18世紀から始まり、その歴史の中で生まれた古い曲や、ブラジルの黒人文化の中で生まれたがあります。伝統的な歌の中にはカポエイラだけではなくサンバ等その他の文化のシーンでも共通に知られて歌われるものもあります。

こういった古くから歌い継がれている曲の多くは、作曲者が不明で、日本の民謡のように人々の記憶に刻まれ伝えられてきました。
こうした歌には人々の生活や宗教、時代背景に沿ったような様々な歌があります。
カポエイラで歌われることを目的として作られた歌もあれば、暮らしやお祭り、ダンスなど様々な場面で生まれ、カポエイラにも取り入れられたものもあります。

こうした歌は大勢の人が歌い伝える間に、歌詞もメロディーも変わりアレンジされ様々な形で残っているものが多いのです。

・作曲者が誰かわかっている曲

1900年代中頃からテープやレコードなど音源が残されるようになり、明確な作曲者が記されることも多くなっていきました。
一般的な楽曲と同じように、作曲者と作詞者が同じこともあれば、作詞作曲が別々なものもあります。
またCD化もされておらず、ホーダや様々なカポエイラの場で披露され浸透し広まった曲は、現代でもあります。

カポエイラジェライスのメストレマオンブランカも沢山のCDを発表していますが、自分で作曲した曲、弟子が作曲した曲、伝統的な曲、それらをアレンジしたものなど、様々な楽曲がCDに収録されています。

・カポエイラの歌を作曲するにはどうすれば良いのか
カポエイラの歌を作曲することに制限や決まりはありません。作りたいと思えば誰でも作曲して良いのです。
カポエイラの歌は基本的にポルトガル語で歌われます。ポルトガル語以外の言語で作詞することについては、ブラジルでも諸国でも様々な議論や意見があります。ただ作曲も自由ですし、ホーダで何を歌うかについても自由です。

ただしその歌が人々に浸透していないと、ホーダでも自分以外誰も歌ってもらえず、ホーダが盛り下がってしまいます。
せっかく作成された多くの曲も、そうやって忘れられていくものも沢山あります。

ただそれは必ずしもダメなことではなく、そうやって沢山作られた曲の中で人気が出たり人々に浸透するものが生まれ、自然とそれが広まっていくというのが、一般的なメディア戦略の中でヒットするポップスなどとは違うカポエイラの特徴でもあります。



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