どうもりゅうです。
様々なシチュエーションでよく聞かれるのですが、私がカポエイラを始めたきっかけについて思い出話も踏まえて記したいと思います。
大学生の頃「戦争と平和構築」について深く学ぶプログラムに参加しシアトル・ワシントン大学で約半年間留学していました。まさに今ウクライナ情勢で連日目にするような凄惨な内容を毎日３時間ほど研究し討論したり、戦争をいかに止めるか、未然に防ぐか、戦争後どうやって復興するかといった内容を学んでいました。
その授業の一貫で、人種間の対立、人種差別といったトピックもあり、アメリカ国内での黒人差別問題、奴隷貿易などについても授業で学んでいました。
そうした重要ながらも陰鬱な授業を毎日受け、家に帰れば大量の文献を読む課題などに取り組む生活の中、せっかくシアトルにいるのだから余暇時間も現地のコミュニティで楽しいことをしたい、と同じプログラムに参加していた日本人の仲間とワシントン大学の構内新聞で見つけたカポエイラ教室へ通い始めました。
カポエイラについてはゲームで小学生の頃から知ってはいましたが、いざ実際にやってみるとその動きの格好よさにすぐにハマってしまいました。また、留学で勉強していたトピックにも出てきた「黒人奴隷」達が生み出したカポエイラの文化を実際に体験しているというのも感慨深いと感じていました。
毎週１〜２回カポエイラ教室に通いながら、大学の空き教室や芝生の上で友人と自主練習したりもしていました。
シアトルで習っていた教室はカポエイラ専用の道場で、筋骨隆々のブラジル人の先生が教えてくれました。生徒の経験者の人たちもとても上手な人が多かったと思います。
３ヶ月程度継続して練習に通った後、日本に帰国し、地元の近くでも教室はないかと探してみた結果、カポエイラジェライスに通い所属することになりました。
私はたまたまこうした機会で、カポエイラにハマるきっかけがありました。皆さん様々なきっかけでカポエイラを知り、体験したり見学されるかと思います。
そうした機会が日本に住んでいても増えるようにしていきたいと思います。
