どうもりゅうです。
メストレ マオンブランカの曲をはじめカポエイラジェライスのCDはカポエイラ界の中でも有名な曲がたくさんありますが、なぜか他のカポエイラのCDに比べてマイナー調の曲が多いのです。
・そもそもメジャー、マイナーとは?
音楽の世界では、メジャー(長調)とマイナー(短調)の2つのキーが存在します。これらのキーは楽曲の雰囲気やイメージを決定する重要な要素です。では、それぞれの特徴を見てみましょう。
メジャー(長調)は明るく、開放的、素朴な印象を持ちます。例えば、Cメジャー(ハ長調)は真っ白や純粋なイメージを持ち、SMAPの「世界に一つだけの花」やGreeeenの「キセキ」などで使用されています。
マイナー(短調)は神聖で高尚、または悲しい印象を与えます。「Lemon(米津玄師)」や、「LOVE PHANTOM(B’z)」はマイナーコードが中心に使用されています。
さらに、メジャーとマイナーの違いは3度の音にあります。メジャー系のスケールには「MA3(メジャーサード)」が含まれ、明るい曲調を作ります。一方、マイナー系のスケールには「mi3(マイナーサード)」が含まれ、悲しい曲調を生み出します。
音楽の表現において、これらの違いを理解することは重要です。
カポエイラの曲は単純な繰り返しの曲も多く、コード進行も単純なことが多いです。
1曲の中にはメジャーコードとマイナーコードどちらも使われていることもありますが、カポエイラジェライスの曲は極端にマイナー調の曲が多いのです。
例えばメストレ スアスーナの曲にはメジャーコード進行の曲が多く、明るいイメージがあります。
邦楽に置き換えると、POPsのような感じです。
一方メストレ マオンブランカの歌う曲はマイナーコードの曲が多く、まるでロックやブルースのような曲調です。これはおそらくマオンブランカや、作曲者のメストレ コレバの趣向が関係あるのでしょう。
はやいテンポの曲にマイナー調だと、力強いロックのような印象になります。これがスピード感のあるカポエイラのジョーゴの格好良さにマッチするのかもしれません。