どうもりゅうです。
前回に引き続きブラジル滞在記第4弾です。今回は、ブラジル国内旅行の後半とW杯、そしてサルヴァドール到着へと進みます。
前回ジェリコアクアラで京都出身の若夫婦と美しいリゾートでの時間を過ごした後、カノアケブラーダという観光地の漁村へと移動しました。この街もこじんまりとしたビーチの綺麗な場所で、素敵なレストランや民宿が並んでいます。
この街のホテルで日本人の男女に出会いますが、恐ろしいほど偶然にもこの人たちが前の町ジェリコアクアラで旅を共にした夫婦の仲間で、この先合流し一緒にW杯観戦を回るとのこと。
実は私もこのブラジル北部旅行のメインはワールドカップ観戦であり、すでに日本戦のチケットを2試合分持っていたため、この先彼ら日本人15人以上の仲間と2週間ほど行動し一緒にワールドカップを観戦することになります。
ワールドカップ観戦の拠点にと向かい、ジョアンペッソアというパライバ州の州都へと移動しました。
ここのホステル一棟を日本人15人程度で貸切り、楽しく過ごしながら試合の日は皆で移動して観戦に行くというとても不思議な数日を過ごしました。ワールドカップ観戦の仲間たちは、世界一周や南米一周の旅行経験者、過去何度もワールドカップで各国を回っている人など、普通に日本からツアーで来た人ではなく特殊な人達の集まりでとても魅力的な人たちでした。
ブラジルワールドカップの日本戦1戦目はレシフェの都市で、2戦目はナタールの都市で行われ、それぞれ日帰りでバスで移動し観に行きました。
ワールドカップ会場は熱気であふれ、地球の反対側なのに大勢の日本人で溢れかえり、私はなぜかカポエイラの道着で応援しました。
声を張り上げ応援しましたが、1戦目はコロンビアに敗退、2戦目はギリシャに引き分けとなりグループステージ敗退で悔しい結果でした。しかし1年間のブラジル滞在で日本語で仲間と意思疎通できた3週間がとても自由で嬉しかったのを覚えています。このワールドカップ観戦で得た仲間は、この先のブラジル滞在でも何度もお世話になったり、日本に帰国してからも親しくしたりとても素敵な仲間達でした。
日本代表の試合を2試合見終えて、私は観戦組の仲間と別れ、1人別の街へ向かいました。
ピパというリゾート地です。サンパウロの語学学校で親しくなったオランダ人と中国人の夫婦とそのお子さんと一緒に、1週間を過ごす予定でした。
しかしその一家が仕事で休暇が減ってしまい、私は5日もファミリー用のベッドが4つくらいあるプール付きのコテージに1人で寝泊まりしていました。
ピパも小さな町ですが、ビーチにイルカが出ることが有名で、人々が海で泳いでいる中を時たまイルカが人を縫うように泳いでいるのを観て癒されていました。
この街であはある夜、ホーダのショーに参加し、カポエイラとマクレレに現地のグループに混ざって参加しました。大都市では無いのですごくハイレベルな訳ではありませんでしたが、マクレレのノリとスピード感は日本では目にかかれないようなカッコいいものでした。
ピパの町を後にし、マセイオという都市で1人でワールドカップの日本最終戦を観て、ビーチで数日過ごしました。マセイオはブラジルで一番タピオカの有名な町です。タピオカは日本のものとはまるで異なり、タピオカ粉で作った真っ白な味のないクレープのような生地に甘味やおかずを挟んだものです。
その後マセイオを離れやっと目的地サルヴァドールへ到着します。