どうもりゅうです。
カポエイラにはグループによって様々なスタイルがあり、そのスタイルの元をたどると、ヘジオナウとアンゴラというスタイルが1930年頃にブラジルで生まれ、そこから派生して行った経緯があります。
カポエイラアンゴラ(アンゴーラ)は、世界各国で楽しまれていますが、他のスタイルに比べるとかなり人口が少ない状況です。
東京でもカポエイラアンゴラのプレイ人口比率はその他のスタイル比べ低いです。しかし、その他の世界の大都市に比べて比較すると多い方と思います。
ではなぜ東京でアンゴラのスタイルのカポエイラをする人口比率が高いのでしょうか。
それについて考察してみたいと思います
・日本人がカポエイラを学びにサルヴァドールに旅行、滞在したという経緯
1900年代中ばから後半にかけ、世界中の大都市でカポエイラが普及、浸透してきました。これは多くのブラジル人達が各国へと赴き、滞在、居住してカポエイラを教えたことから広まっています。
一方日本では、1990年代以降に日本へ来て定住するブラジル人たちが急増したものの、他国に比べ遅く、また移住先の多くは大都市ではなく群馬、栃木、浜松、豊田などの地方都市でした。
こうした中、東京でカポエイラを教えることをスタートしたのは、ブラジルや欧米などの国に滞在し、現地でカポエイラを学び東京に持ち帰った日本人の方々でした。
東京は現在日本の中でも最もカポエイラの教室・グループがありますが、カポエイラの先生の中でブラジル人の方は、他国の主要都市に比べ極端に少ないと思います。
こうした中、東京でカポエイラの文化がスタートした頃カポエイラを学びたい、日本に広めたいと思っても、自分でブラジルをはじめ世界各国に赴き、カポエイラを学びに行く方法しかありませんでした。
また逆に世界各国でカポエイラに出会い学んだ方が日本に帰り、教室を始めたパターンもあります。
このように海外でカポエイラを学ぼうと考えた場合、まず訪れるのは「サルヴァドール」でした。サルヴァドールはブラジルの中でカポエイラ発祥の地であり、現在も街全体でカポエイラの文化がそこら中で触れられるほど盛んでもあります。
またブラジル各地を旅した人でも、サルヴァドールという街のカポエイラとの密着度、街のどこへ行ってもカポエイラを感じる雰囲気というのに驚いたのではと思います。
また、サルヴァドールについて他のブラジルの都市と比べたカポエイラの特徴として、
伝統的なアンゴラのスタイルが極めて多い、ということがあります。
これはサルヴァドールがカポエイラをはじめ、アフロブラジル文化がとても色濃く残る都市であるからです。
こうした中、サルヴァドールのカポエイラに触れ、自分の目指すスタイルとしてアンゴラを選択しよう、日本でアンゴラのスタイルを教えよう、と感じた方が多くいたのだろうと考えます。
東京ではカポエイラアンゴラを学べる場所がいくつかあり、ホーダも頻繁に行われていいます。ぜひ興味のある方は様々な教室に足を運んでいただければと思います。
カポエイラジェライスでは、ヘジオナウ、アンゴラどちらも練習します。
どちらもやってみたいという方には特にオススメです。
※この記事の一部は筆者が考えた仮説が含まれます。ご意見や詳しいデータなどお持ちの方はぜひご共有いただければと存じます。