カポエイラジェライス東京 |
2020/3/13
カポエイラではいくつかの楽器を使用し音楽を奏で、歌を歌いホーダを盛り上げます。
カポエイラで使われる楽器全般については、こちらをご覧ください。
カポエイラで使う楽器
本記事では、カポエイラの楽器ヘコヘコについて詳しく解説します。
ヘコヘコはハスパドー、カラカシャ、ケレケシェ、とも呼ばれ、アフリカを起源とするブラジルの打楽器です。
同時に多くのラテンアメリカ諸国でも使用されており、日本ではギロと呼ばれる楽器と同様のものです。
サンバやカポエイラ、その他の様々なジャンルに使用されています。
伝統的にヘコヘコは竹または木で作られた鋸歯状の切り欠きのある円筒体から作られ、
木製の棒で演奏されていました。
近年では金属製が多く使われ、グラスファイバー製のものも登場していますが、
以前カポエイラでは竹や木製のものが多く使われています。
カポエイラにおいてヘコヘコは使われる場合と使われない場合があります。
特にアンゴーラのホーダではよく使用されます。
それ以外でも用いられることも多くあります。
ヘコヘコは、カポエイラ、サンバなどで別のリズムで叩きます。
またカポエイラでは、場合によって叩き方が変わることがあります。
主には手前→奥、奥→手前、手前→奥、の順に1小節で三回弾かれるリズムが一般的です。
ヘコヘコの発祥にはいくつか説があります。
一つはアフリカで生まれたとされています。
また別にはカリブ海、特にプエルトリコにあります。カリブ海と南アメリカに住んでいたタイノとアラワクの人々によって使用されています。
多くのカリブ音楽や地元の宗教音楽でも使用されています。
ヘコヘコはカポエイラのホーダの中では他の楽器を補完し引き立てる役割を持ちます。
音量や音の質も他の楽器に比べて小さく目立ちにくく、しかし他とは異なる音色でホーダを彩ります。
叩くリズムはとても簡単なので、初心者でも積極的に練習しホーダで叩いてみるのがおすすめです。