カポエイラジェライス東京

コラム

アゴゴ

2020/3/6

カポエイラの楽器

カポエイラではいくつかの楽器を使用し音楽を奏で、歌を歌いホーダを盛り上げます。
カポエイラで使われる楽器全般については、こちらをご覧ください。
カポエイラで使う楽器
本記事では、カポエイラの楽器アゴゴについて詳しく解説します。

アゴゴ

アゴゴはアゴゴベルとも呼ばれ、1つまたは複数が連なったベル楽器で、手に持って木や金属の棒で叩いて演奏します。
現在世界中で使われていますが、西アフリカに起源をもち、アフリカ系の移民とともにブラジルにも伝わりました。
サンバやカポエイラ、その他の様々なジャンルに使用されています。

カポエイラで使われるアゴゴは、2つのベルが連なったものです。サイズが異なり、高音と低音に分かれます。
金属製のものと木製のものがあり、それぞれ全く異なる音ですが、叩くリズムなどは同じです。

カポエイラにおいてアゴゴは使われる場合と使われない場合があります。
特にアンゴーラのホーダではよく使用されますが、
それ以外でも用いられることも多くあります。

アゴゴのトーキ(リズム)

アゴゴは、カポエイラ、サンバ、それぞれに別のトーキで叩きます。
それぞれに特徴的なリズムがあります。
またカポエイラでは、場合によって叩き方が変わることがあります。
主には上と下を交互に、1小説に3度叩くのが一般的です。

アゴゴの発祥

アゴゴはアフリカのヨルバなどの西アフリカで生まれたとされています。
アフリカでは古くは宗教儀式などの音楽演奏に使われ、ブラジルにもたらされた後も、
カンドンブレなどの土着宗教にも用いられました。

ホーダでのアゴゴの役割

アゴゴはカポエイラのホーダの中では音の装飾的な役割を持ちます。
他の楽器に合わせて一番高い音を奏でますが、重要度としてはビリンバウやアタバキほどではありません。
ですがとても目立つ音であるため、アゴゴの音の変化にはいやがおうにも目につくことになります。

叩くリズムはとても簡単なので、初心者でも積極的に練習しホーダで叩いてみるのがおすすめです。

アゴゴ