2014年ブラジル滞在記⑦

今回もブラジル旅行記の続きです。今回からついにカポエイラジェライス本部道場のあるベロオリゾンチのお話です。

私がブラジルについてから半年後、1年間の滞在のちょうど半分の8月に、最終目的地のベロオリゾンチへ到着しました。ここに来るのは人生で3度目でしたので、ブラジルの中で唯一見知った懐かしい場所、という感覚でした。

ベロオリゾンチはブラジル国内で経済規模はサンパウロ、リオデジャネイロに次ぐ3番目の大きな都市です。ただ海がなく、観光名所も少ないため日本始め海外旅行客には馴染みの薄い都市です。

私の滞在先は、メストレ マオンブランカの道場です。街の中心地からバスで40分くらいの場所の住宅街の中にあります。

本部道場での暮らし

カポエイラジェライス東京の本部は2階建てで、2階が広い道場、1階が居住スペースになっています。居住スペースはブラジル国内の遠地や海外から住み込みで修行している若者達が3~4人住んでいます。メストレの家はこの道場の裏に建っている別の建物です。道場からは門があり入れないようになっています。

私はこの道場の1階にある3畳くらいの一部屋に住んでいました。ベッドと小さい机があるだけの部屋で、バストイレ、キッチンなどは共同です。

ちなみに同じ階に居住用の部屋は全部で3部屋あり、個室は私の部屋だけで、あとは2段ベッドが複数あり、ブラジル人の仲間が一部屋に二人などで住んでいました。

2階の道場はかなり広く、壁には様々な絵や写真も飾られています。

私の行った時期は、月水の朝と晩に練習があり、私は全てに参加していました。毎週金曜の夜はホーダがあり、とても大勢のレベルの高いカポエリスタが町中から、または遠方の町からも集まりすごいホーダが開かれています。

大人の練習は時間で2レベルに分かれており、生徒クラスの練習時間と、インストルトール以上の先生クラスのみの練習時間が分かれていました。
先生クラスの練習内容は極秘で、当時3本目の生徒の帯だった私も、その時間どのような練習をしているのかは一度も目にしませんでした。

練習は朝も夜も短時間集中型で、1時間のクラスですが滝のように汗をかいて足もパンパンになります。

週3日しかカポエイラの練習、ホーダがないので、その他の日は基本自由でした。

私は毎朝起きたらマンゴーやパパイヤなどフルーツを向いてフルーツをドンブリ一杯に食べ、その後道場でストレッチして1時間程度筋トレや自主練をしていました。その後昼ご飯を近くのレストランで食べます。ブラジルによくあるタイプの一皿盛り放題のお店で、毎日1kg近く大量の昼ご飯を食べていました。その後は昼寝したり散歩がてら遠くにあるマクドナルドに行ったり、スーパーに行ったり、たまにはバスで都心部に出かけたりしていました。1年のブラジル滞在の中でも一番時間の余る生活でした。

このころはブラジルの食材での自炊もすっかり身についており、いろいろなものを自炊で作っていました。

次回はこの滞在記最終回で、本部での様々な遠征やイベントについて記します。

タイトルとURLをコピーしました