ポケモンのカポエラーはカポエイラしてる?

どうもりゅうです。
実は私はポケモン (正式名称:ポケットモンスター ・・・任天堂、株式会社ポケモン)の大ファンで、カポエイラの講師になるもっと前から、そして今でもポケモンをよく知りゲームをプレイしています。

このポケモンに、「カポエラー」というキャラクターが登場します。
日本で誰かにカポエイラについて話すと、「ポケモンにも出てくるよね」といった具合の反応が少なからず返ってきます。おそらく日本にカポエラという言葉を一番普及させたのは、「カポエラー」なのではないでしょうか。

実はゲームやアニメをみてみると、「カポエラー」は実際にカポエイラの動きを(一部)していることがわかります。
今回はカポエイラ講師の目線と、ポケモンファンの目線でカポエラーについて記述したいと思います。

ポケットモンスターのキャラクター「カポエラー」
カポエラーはゲームのポケモンの2作目とされる「ポケットモンスター金・銀」(1999年)より登場するキャラクターです。私も当時からプレイしていました。

初代「ポケットモンスター赤・緑」に登場するサワムラーとエビワラー(語源はどちらも実在の格闘家)というキャラクターの兄弟分的な立ち位置として登場しました。キャラ名もおそらくエビワラー・サワムラーと語呂を合わせたのだと思います。

人型ですが小さい尻尾があり、丸みを帯びた頭と胴体をしていて、笠を被ったような頭のてっぺんには一本の角があります。余談ですがポケモン図鑑によると、このツノはサイの角のように体毛や爪と同じ成分でできており、生涯を通して伸び続けるそうです。
ゲームでは2016年の世界大会で、優勝者Wolf選手(アメリカ)が決勝でも使用していました。
個人的な意見としてはとにかく見た目が可愛いキャラクターです。

「カポエラー」はカポエイラをしているのか?
このキャラクターがゲームに登場した頃は「逆立ちポケモン」という分類がされており、そのとおり頭で逆立ちしたようなデザインでした。
これはバナネイラ(逆立ち)やアウー(側転)をするカポエイラのイメージからこのようなデザインになったと考えられます。

2013年に発売された第六世代と言われるゲーム以降は、基本姿勢が足で立ってジンガ(カポエイラの基本ステップ)を踏むようになりました。攻撃する時は逆立ちして回転するようなモーションをとります。

カポエラーのジンガのステップは、2頭身で短い手足にしてはカポエリスタからしても全く文句のつけられない上手なステップをしています。一定の速度でリズムが全くブレないため、基本に忠実な動きといえます。

このジンガのステップが特徴的なため、ポケモンとは関係のない歌にあわせて動くカポエラーの動画などもSNSで有名になりました。

ちなみに2024年時点での最新作「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」では、頭の上に造形物が乗っかるという「テラスタル」の都合なのか、基本的にバトルでは逆立ちのモーションをとらなくなっています。カポエイラの動きが減って個人的には少し寂しい気もします。

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