メストレとは

どうもりゅうです。

最近複数回に渡って、カポエイラジェライスのメストレを紹介していますが、今回は「メストレ」という人が一体どういう人なのか、カポエイラの世界でどういった存在なのかを解説したいと思います。

メストレとは最高位の称号

カポエイラにおいて、メストレとは最高位の称号です。グループにとっては最高指導者、最高責任者という立場であり、またカポエリスタの肩書きとしても最も位の高いものになります。
“Mestre” は英語で直訳するとマスターであり、まさにカポエイラのマスターと言えます。

カポエイラの中には、様々な階級、称号があり、”コントラメストレ” “プロフェッソール”, “インストルトール” “トレイネウ”など、団体によって順序や種類の数も様々です。
ですがメストレが最高位であるということは、どこのグループでもかわりがありません。

メストレの呼び方の歴史

メストレとはブラジルで古来より今でも、様々な分野でマスター、達人を表す言葉です。
例えばサンバダンスの偉い先生や、建築現場の棟梁、船の船長などもメストレなど様々な場面で最高位の人をメストレと呼びます。

カポエイラでも古くから達人、カポエイラを極めて後世に伝えている人のことをメストレと呼んでいました。ただ1930年頃にメストレ ビンバが帯による階級を作りそれが広まるまで、メストレとは順番に昇格していってその位に就くものではなく、特に基準や統一された地位があるわけではありませんでした。
つまりその団体、その街、その地域でカポエイラの達人、または団体の代表という人が、周囲からメストレと呼ばれていたということです。
またカポエリスタはブラジル国内でも今ほど多くなく、メストレというのは現在に比べてとても貴重な存在で、有名人でもありました。
またカポエイラには、「日本柔道連盟」のようなブラジル国内で統一された管理団体などがあるわけではなく、基準があったり正式な手続きがあるようなものではありませんでした。

メストレビンバが昇段のシステムを作り、多くのカポエイラ団体がそれを踏襲するようになってから、カポエイラでは帯の階級が一つづつ昇段していき、最後に一番位の高いメストレの帯を取得する、という昇格の仕方が一般的になりました。

メストレになる基準

よくカポエイラを知らない人から「一番上の帯を取るのはいつ頃取れるの」と質問されます。私はいつも、「早くて50歳くらいかな。ただし一番上の帯がもし取れた場合で。一生取れない可能性も大いにある」と答えます。

柔道、空手などの「黒帯」という位置付けに対し、カポエイラのメストレは

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