カポエイラジェライス東京 |
2020/8/3
ココリーニャはポルトガル語で「ココナッツ」を意味します。語源どおり、ココナッツの実のように身体を丸く小さくなって座るような姿勢です。
ココリーニャの姿勢だけでは相手の次の動きに対応しにくいように見えますが、ネガチーバに繋げる動きも多く、ケーダジヒンやホーレーにも繋げられます。
とても低い姿勢なので、相手の蹴りの中に入り込むことができるのも特徴です。
上方からの攻撃に備えて、しっかりと腕で頭部をガードします。
また視線も地面や足元を見ずに、相手を見上げるようにするのもポイントです。
ココリーニャの練習において大事なポイントです。
ポイント①・両膝を曲げて深くしゃがみこむ。お尻は地面につかない。
ポイント②・重心が後ろに傾いてバランスを崩さないよう、背中を丸めて前傾させる。
ポイント③・片手は地面につき、もう片腕は頭をガードする。
ポイント④・終始相手を見続ける。
何度もなんども練習しましょう。左右どちらも練習するとなお良しです。
ココリーニャはシンプルな技なので、どのような状況でも使える回避技です。
簡単なあまり、覚えたてのキッズなどはこればかり多様してしまうかもしれません。
単調なジョーゴにならないためには、他の技と併せて練習するのがおすすめです。
ベンゲーラやアンゴーラなどの距離の近い低いジョーゴでも使いやすいです。
また、背の高い大人が子供とジョーゴするときなど、相手の低い蹴りを避けるのに最適です。
ネガチーバ、ケーダジクワトロやホーレーなど、回避や移動の動きに繋げる選択肢は多いですが、
攻撃に移る選択肢はさほど多くはありません。
基本故に奥深いこの技は、使い道を工夫してジョーゴにボリュームを与えることができます。