カポエイラジェライス東京

コラム

フォーリア

2020/1/6

カポエイラの技「フォーリア」
とても有名なカポエイラの魅せ技、アクロバット技です。
脚を左右バラして蹴り上げながら縦に1回転します。

folha seca

フォーリアは大きく蹴り上げながらジャンプし頭を後ろに下げ、勢いで1回転するアクロバット技です。
「フォーリア セッカ」や「チートゲイナー」とも呼ばれます。
サッカーのオーバーヘッドキックにも似ていて、背中から落ちるそれとは違い1回転して両足で着地します。
ゲームに出てくるのサマーソルトキック非常に似ています。
folha secaとはポルトガル語で枯葉を意味し、枯葉がひらひら舞い落ちるようにくるりと回る技です。
バク宙などとは異なり、回転軸を斜めに傾けて回ることも多くあります。
両脚はタックせず(抱え込まず)、体を伸ばしたまま反るように回転します。



フォーリアの練習のために

フォーリアはバク転、バク宙にも似ているため、バク転、バク宙ができる人は習得も早いです。
しかし斜めに回るため、これらよりも人によっては簡単に習得でき、必ずバク転バク宙が習得必要なわけではありません。
いずれにしても、ジャンプして回転する技であるため、安全な場所(体操施設など)で慣れるまでは練習しましょう。
また、フォーリアへの入り方のステップも練習する必要があります。
Jステップと呼ばれるアルファベットのJのようにステップしてから出したり、
エスドブラード(スクート)と呼ばれる技から繋いで出したりと様々な入り方があります。
立ち止まっていきなり後ろ方向に回転する練習をするより、
ステップから回転する練習をした方が勢いがつきより効果的に練習ができます。

フォーリアのポイント


フォーリアの練習において大事なポイントです。


ポイント①・両腕を後ろへ回し、勢いよく下から回しから上に振り上げる。

ポイント②・腕の振りと同時に蹴り脚(1歩目の脚)を高く蹴り上げる。

ポイント③・蹴った足で手を追いかけるように1周するまで回転し続ける。

ポイント④・柔らかい床で練習する。1番に安全に気をつけて練習しましょう。

何度もなんども練習しましょう。左右どちらも練習するとなお良しです。


フォーリアを使いこなそう

フォーリアはカポエイラのアクロバットでも上級者向きの技です。
ステップや回転方向が複雑なため、自分の位置や方向を見失わないように技を技を出さないとおかしな方向を向くことになります。
また相手に向かって蹴るように出したり、ステップ無しで急に出したりする上級者もいます。
カポエイラのアクロバットの中でも有名なこの技は、習得すれば一発で周囲を魅了できるほどのインパクトを持ちます。
基本の技をマスターしたら、ぜひフォーリアにも指導者の指導のもと取り組んでみましょう。