カポエイラジェライス東京 |
2019/12/09
シャパは蹴りでの攻撃技です。
体を横に向け上体をやや後方に倒し、膝を持ち上げ伸ばしながら足の裏で相手を突き飛ばします。
痛みを与えないようにしながらも、相手に当てることのある蹴り技です。
足も横に倒します。相手の頭やお腹を狙います。
同じ直線的に相手を突き飛ばす蹴りに、ベンサオンがありますが、
足を正面に向けるベンサオンに対し、シャパは横に倒す点が異なります。
シャパは相手を押すようにまっすぐ正面に蹴ります。
相手と距離をとりたいときに有効です。
また回転系の蹴りが多いカポエイラで、急に出すと不意をつくことができます。
蹴った後すぐに足を引かないと隙が多いので、次の動きに対応できなかったり、
蹴り足を掴まれたりしてしまいます。
シャパを出すことによって相手に直線的な蹴りを意識させることができ、
その他の動きが出しやすくなります。
シャパの練習において大事なポイントです。
ポイント①・体勢を横に向け、膝を高く持ち上げ曲げてお腹に引き寄せる。足首は90度に曲げる。
ポイント②・膝を伸ばしてける間も、足の裏を相手に向ける。
ポイント③・蹴った後はすぐに蹴り足を戻して体勢を整える。
何度もなんども練習しましょう。左右どちらも練習するとなお良しです。
シャパには様々な種類があります。
ケイシャーダと同じ構えと踏み込みから蹴るのを「シャパ・クルザーダ」
アルマーダと同じ踏み込みと回転から蹴るのを「シャパ・ジラトーリア」
とカポエイラジェライスでは呼び分けます。
他の直線的な蹴りと同じく、シャパも意図を持ってコントロールして出さないと、隙だらけなったり
相手にとって挑発的と捉えられることまであります。
とはいえ自由なカポエイラの動きの上でいつでも繰り出して良いですし、ジョーゴにボリュームを持たせることもできます。