カポエイラジェライス東京

コラム

ケーダジヒン

2019/9/2

カポエイラの技「ケーダジヒン」
基本ながら奥深い技を徹底解説!!

Queda de Rins


ケーダジヒン(ケーダジヒンス)はカポエイラの動きで、特殊な姿勢のことです。

両手を地面に着き、片腕の肘の上に脇腹を乗せ、そこで全体重を支えます。
頭を地面に近づけ、片足、または両足を上げることもあります。
顎は引いて相手を見ます。

地面すれすれの姿勢で攻撃を避けたり、動きの繋ぎに入れたり、様々な用途に使います。

ポルトガル語で「腎臓に落とす」ということを意味します。
日本語ではケーダジヒン・ケーダジヒンスのどちらの表記も使われます。
ブレイクダンスでも同じ動きがあり、チェアーと呼ばれています。



魅せ技の基本


ケーダジヒンはアクロバット技や魅せ技の基本にもなります。
ケーダジヒンから魅せ技につなげたり、魅せ技の終わりがケーダジヒンの姿勢だったりもします。
またこの姿勢のままキープするだけでも魅せ技として十分に成立します。
ケーダジヒンの動きがスムーズに美しく安定してできるかどうかで、ジョーゴの見栄えが大きく変わります。


ケーダジヒンのポイント


ケーダジヒンの練習において大事なポイントです。


ポイント①・肘の上に脇腹を乗せる。乗せるほうの腕は地面と垂直に保つ。

ポイント②・頭を地面に近づける。側頭を地面に着けても良い。

ポイント③・顎を引いて相手を見る。

何度もなんども練習しましょう。左右均等にできれば尚良いです。


ケーダジヒンを使いこなそう

ケーダジヒンがあれば、ジョーゴの選択肢が広がります。
地面に近い動きを使い易くなるからです。

腕や胸の筋力を使う技ですので、練習とともに筋力もつきます。
筋力が着けばより楽に綺麗にできるようになります。
手を地面に着くカポエイラの動きの中では、バナネイラ(逆立ち)、ポンチ(ブリッジ)
と並んで脱初心者のために重要な姿勢になります。