カポエイラジェライス東京

コラム

アクロバット

2020/9/19

カポエイラのアクロバットって?

カポエイラの魅力の一つは、華麗なアクロバット技が次々と戦いの中繰り広げられるところです。
しかし駆け引きと関係のないアクロバット技はなぜ使われるのでしょうか。
ここでは、アクロバットの定義や種類や、その用途に分けて説明します。

アクロバットにはどんな技があるの?

アクロバット技は、カポエイラではFloreios,またはAcrobaciaと呼ばれます。
大きく分けて「飛ぶ技」と「地面に手をついて行うフロアー技」に分かれます。ただしどちらにも当てはまるものや、どちらでもないものもあります。

飛ぶ技には、バック転やバク宙、フォーリアなどジャンプに加え回転を伴ったうことが多いです。
動き自体はカポエイラ専用というわけではなく、器械体操やタンブリングとも共通する技も多いです。

一方「床の動き」とも呼ばれるフロアー技には、バナネイラやケーダジヒンなど、静と動どちらの種類も多くあります。
体を反る動きや回転する動きなど、多様さは飛ぶ技に比べてもかなり広いです。
それぞれ人によって得意不得意があるので、どれから練習するか迷ったら、好きな技から手をつけてみて、そこから派生していくのがおすすめです。

アクロバットの使われ方

アクロバット技はカポエイラのジョーゴの中で魅せ技として、ホーダを盛り上げるためや、相手の動きを惑わせるため、単純に攻撃や回避など、様々な目的で使われます。
圧倒的に多いのが、ホーダに参加している人、周りでみている観客、を盛り上げる目的です。
時々、ヘジォナウのスタイルはアクロバティックで、アンゴーラはそうではない、と言われることもありますが、
アンゴーラのスタイルでもアクロバット技を使うことは多々あります。

例えば、単純に移動するだけのところを、アクロバット技を使って移動する、
相手の動きに隙ができたときに、その間を使ってかっこいい技を繰り出す、
普通に避けるだけでなく、アクロバットで避けたり、避けながらアクロバット技に繋げる、
など随所に遊びとしてアクロバットを入れていうことができます。