カポエイラジェライス東京

コラム

アシェとは

2019/12/12

アシェとは

カポエイラによく使われる言葉「Axé」
いったいどういう意味なのでしょうか。

アシェの語源はカンドンブレというブラジルの土着の宗教から来ています。
「力」「エネルギー」といったような意味です。

ブラジルの文化の中でのAxé

アシェの語源はカンドンブレというブラジル土着の宗教から来ています。
カンドンブレでのAxéという言葉は、神に備える動物(供物)を意味します。ポジティブなエネルギーを持つものやそういう挨拶にも使われます。
また、1980年代にブラジルのバイーア地方で発生した音楽ジャンルも、この言葉をとり「アシェ」と呼ばれています。
アシェの音楽は、サンバやレゲエ、サンバヘギ、ポップロックなど様々なブラジル音楽の要素を融合させたものです。

カポエイラの中でのAxé

カポエイラでは「アシェ」は強さ、勇気、元気、エネルギーを意味します。
良いアシェのホーダとは、活気に満ちた感動や興奮を与える素晴らしいホーダのことです。
現代のカポエイラの文化には、カンドンブレの要素はほとんど含まれてはいないため、この言葉はカンドンブレにある超自然的で神秘的な範囲を失いました。
時には、「アシェ」という言葉は、友人に対する挨拶、とくに強さ、勇気、エネルギーを願う挨拶として使用されることも多くあります。

挨拶として使われる例文:
「こんにちは!久しぶり!元気!?今度東京に行くから時間があれば一緒にカポエイラしましょう!Axé!!」

カポエイラのホーダにおいてアシェというのはとても大事にされる要素です。
ジョーゴ、楽器、歌、手拍子などどれがかけてもアシェが足りない=盛り上がりにかける、となってしまいます。
ホーダの形が崩れていたり、集中がかけていても全体のアシェが下がってしまうことがあります。
良いアシェを作り出すというのが、カポエイラをやる際の共通の目的です。
言い換えればみんなで楽しんで盛り上がるのが目的!というわけです。