カポエイラジェライス東京

TOP> コラム> カポエイラの説明>トーキとジョーゴ
コラム

トーキとジョーゴ

2019/8/22

トーキとジョーゴの関係

カポエイラのジョーゴ(ゲーム)では、メインとなる楽器ビリンバウが叩くトーキ(リズム)によって、動きのスタイルが大きく変化することがあります。
複数のトーキが使われる場合、音楽のスピードと同様にトーキの種類でカポエイラの動き方を変える必要があります。
ジョーゴする人はそのホーダでどんな種類のトーキが鳴っているかを注意しなければなりません。
また、使用するトーキやジョーゴの種類はカポエイラのグループによって変わります。
グループによっては、1つのトーキのみを使って同じ1つのスタイルでジョーゴするグループや、
複数のトーキを使って異なる種類のジョーゴを行うグループがあります。
ここではトーキの種類から、それぞれのトーキで用いられるスタイルの特徴を解説します。

トーキの種類

ビリンバウのトーキには沢山の種類がありますが、ここでは当教室カポエイラジェライスでよく使用するトーキに絞って、そこで行われるジョーゴについて説明します。

◆アンゴーラ
カポエイラアンゴーラのスタイルで最もよく用いられるトーキ。
低く相手と近く比較的ゆっくりのジョーゴを行います。また逞しさよりも、滑らかで相手を惑わすようなジンガを行うことが多いです。また伝統にのっとったスタイルで、儀式、儀礼的な動きも組み込まれます。時には痛がるふり、怒ったふりなど、演技的な要素も組み込まれます。

◆サンベント ピケーノ
アンゴーラとサンベント グランジの中間と捉えることができます。
比較的相手と近くゆっくりなジョーゴですが、儀礼的な部分は少なく、落ち着いた雰囲気のジョーゴを行います。飛ぶようなアクロバット技を使うことはほぼありません。スピードを抑える分、より近接したきわどいやりとり、ゲームを行います。

◆サンベント グランジ ジ アンゴーラ

最もよく使うトーキで、初心者はまずこのスタイルから練習します。
比較的速めで、逞しいスタイルでジョーゴします。相手との駆け引きと同時に動き1つ1つの美しさやかっこよさも求められます。
基本であると同時に、上達すれば飛ぶようなアクロバット技を組み込むなど、動きの幅の広い最も自由なスタイルです。
ショーなどの場でもこのトーキがよく使用されます。2本目以降の生徒の帯の昇段式もこのトーキで行います。

◆サンベント グランジ ジ ヘジオナウ
メストレビンバが作ったトーキです。速めで逞しいスタイルでジョーゴします。
ほぼサンベント グランジ ジ アンゴーラと変わらない特徴のジョーゴですが、たまに伝統的なヘジオナウの動きを取り入れることもあります。
1本目の生徒の帯を取得するバチザードでは必ずこのトーキが使われます。

◆イウナ
特別なイベントなどで稀に使われます。先生以上の上級者のみが美しく整ったジョーゴを披露します。
過度に攻撃的な動きは避け、洗練された組手を行います。またこのトーキは、ホーダの開始前に場の空気を整える為に演奏されることもしばしばあります。

初心者におすすめの練習方法

カポエイラを初めたての初心者の方は、まずサンベント グランジ ジ アンゴーラのスタイルの練習をするのがおすすめです。
理論立てて取り組みやすく、他のスタイルにも応用が効きやすい為です。

当教室では初心者クラスでこのスタイルを練習します。
中級者以上になって、ベースとなる基本の動きが固まってコントロールできるようになってから
サンベントピケーノなどの崩したスタイルも併せて練習していきます。

それぞれのトーキごとのジョーゴの特徴を認識した上で、頭を切り替えて練習することが重要です。