カポエイラジェライス東京 |
2019/5/27
カポエラの技の中には、別のダンスに影響を与え実際に使われる技、動きがいくつもあります。
特にブレイクダンスなどのアクロバティックなダンスで使われます。
いくつか紹介していきましょう。
◆マカコ:ブレイクダンス等でも同じ技名で使われています。座った状態からのバック転のような技で、
元々カポエイラの技です。
カポエイラでは移動、回避、攻撃など様々な場面で使うことができます。
ブレイクダンスの場合は地面をみることが多いのですが、技の最中でも相手を見ます。
◆ケーダジヒン(チェアー):ダンスではチェアーと呼ばれる動き。手を地面につき、体を横に倒し片腕のひじの上に脇腹をのせ、ひじの上でバランスをとります。
上手くなると足を持ち上げ静止できるようになります。
ダンスでもカポエイラでも、様々な動きと組み合わせて使われています。
技と技の繋ぎに入れるだけでも、おしゃれさがぐっと増します。
◆アウー バチドゥ(マックス・ジョーダン):片手逆立ちの状態でフリーズする、カポエラでもブレイクダンスでも写真でよく見かける印象的な技です。
写真撮影やショーでの決めポーズなどに使われますが、カポエイラでは攻撃に使います。
ブレイクダンスでは膝を曲げることが多いのに対し、カポエイラでは両膝を伸ばして大きく足を広げた形をとることが多いです。
◆ピアオンジマオン(1990,2000)、ピアオンジカベッサ(ヘッドスピン):ブレイクダンスの大技、片手で逆立ちした状態で回転する1,990や2,000。
三点倒立から頭だけで回るヘッドスピンも、カポエイラの技の一つです。
片手で回転する技をピアオンジマオン、ヘッドスピンをピアオンジカベッサといいます。
ダンスの中には初めから全て振り付けが決め、それを覚えて踊る場合と、即興で音楽に合わせダンスをする場合がありますが、
カポエラは常に後者のように、即興で組み立てます。
またペアダンスと同のように相手がいるて、相手の動きに反応して動くため、ダンスと比べてもかなりの難度と言えます。
ダンサーの人がカポエラを練習することで他のダンスのスキルアップに繋がる理由は、こういう部分にも起因します。
ダンサーの人がカポエラの練習すれば、その面白い独特な動き、そして動きを組み立てる即興力、判断力を身につけることができます。
ブレイキン、ハウス、ロックなど、様々なジャンルのダンスとの組み合わせにも応用することができます。