カポエイラジェライス東京

コラム

カポエラのダンス的要素

2019/5/27

カポエラの中のダンス的要素
ダンスと格闘技をミックスしたスポーツとして注目を浴びるカポエラ。
ここではカポエラのダンスとしての側面どういったものなのか、詳しく教えます。

音楽に合わせて、綺麗にカッコよく動くスポーツ!勝敗を決めない!

カポエラはダンス、格闘、音楽、歌を複合する文化として発展して来ました。

練習でもホーダ(組手)でも、綺麗に格好良く動くことを大切な目的とします。

空手の型などと違い、初めからきまった振り付けはありません。
相手との駆け引きや、やりとりの中からアドリブでかっこいい技を繰り出します。
相手を転ばせたりすることも、勝つのが目的でなく盛り上げることが大切なのです。

楽しんでみんなで盛り上がることが大事!

カポエラは動きの中で、Axe(エネルギー)を強く発散することが大切です。
表現力やリズム感、アクロバットなど、通常の格闘技ではあり得ないかっこよさを見せられます。
楽器の演奏や歌とリンクして動くことでも、さらに盛り上がりを生み出せます。

相手と息を合わせることも重要

相手の裏をかいたり、追い詰めたりする駆け引きを行う一方、
相手と息を合わせて2人で格好良く動くことも同時に行います。

人それぞれに楽しみ方や練習の目的を持つことができます。



ダンスに使われるカポエラの技

カポエラの技の中には、別のダンスに影響を与え実際に使われる技、動きがいくつもあります。
特にブレイクダンスなどのアクロバティックなダンスで使われます。
いくつか紹介していきましょう。

◆マカコ:ブレイクダンス等でも同じ技名で使われています。座った状態からのバック転のような技で、 元々カポエイラの技です。
カポエイラでは移動、回避、攻撃など様々な場面で使うことができます。
ブレイクダンスの場合は地面をみることが多いのですが、技の最中でも相手を見ます。

◆ケーダジヒン(チェアー):ダンスではチェアーと呼ばれる動き。手を地面につき、体を横に倒し片腕のひじの上に脇腹をのせ、ひじの上でバランスをとります。
上手くなると足を持ち上げ静止できるようになります。
ダンスでもカポエイラでも、様々な動きと組み合わせて使われています。
技と技の繋ぎに入れるだけでも、おしゃれさがぐっと増します。

◆アウー バチドゥ(マックス・ジョーダン):片手逆立ちの状態でフリーズする、カポエラでもブレイクダンスでも写真でよく見かける印象的な技です。
写真撮影やショーでの決めポーズなどに使われますが、カポエイラでは攻撃に使います。
ブレイクダンスでは膝を曲げることが多いのに対し、カポエイラでは両膝を伸ばして大きく足を広げた形をとることが多いです。

◆ピアオンジマオン(1990,2000)、ピアオンジカベッサ(ヘッドスピン):ブレイクダンスの大技、片手で逆立ちした状態で回転する1,990や2,000。
三点倒立から頭だけで回るヘッドスピンも、カポエイラの技の一つです。
片手で回転する技をピアオンジマオン、ヘッドスピンをピアオンジカベッサといいます。

即興で繰り広げるやりとり

ダンスの中には初めから全て振り付けが決め、それを覚えて踊る場合と、即興で音楽に合わせダンスをする場合がありますが、 カポエラは常に後者のように、即興で組み立てます。
またペアダンスと同のように相手がいるて、相手の動きに反応して動くため、ダンスと比べてもかなりの難度と言えます。
ダンサーの人がカポエラを練習することで他のダンスのスキルアップに繋がる理由は、こういう部分にも起因します。
ダンサーの人がカポエラの練習すれば、その面白い独特な動き、そして動きを組み立てる即興力、判断力を身につけることができます。
ブレイキン、ハウス、ロックなど、様々なジャンルのダンスとの組み合わせにも応用することができます。