カポエイラのホーダにはマナーやルールがいくつかあります。
一体どういうものか見ていきましょう。
ホーダ
ホーダ(Roda)とは、楽器を持つ奏者達(バテリア)を先頭に人で輪を作りカポエイラを行う輪、
又はその輪を作りカポエイラを行うこと自体を指します。
ホーダでジョーゴ(Play)することが、カポエイラを練習する最大の目的とも言えます。
ここではジョーゴの内容以外の部分でのマナーを学んでいきましょう。
様々なマナー(ルール)
以下のルールは当教室においてのルールです。
ここに記す以外にも多々ありますが、以下は特に重要なことです。
カポエイラのマナーはグループ、先生、その場によって変わることがあります。
◆カポエイラの道着を着る
それぞれのグループで決まった道着をきてホーダに参加します。
他のグループのホーダに参加する際も、必ず自分のグループの道着を着ます。
グループに所属していない人も、上下白などTPOに合わせた服を着て参加します。
◆綺麗な輪(ホーダ)を保つ
人の輪が綺麗な円を保つようにしなければいけません。
隙間が空いたりしないようにも気をつけます。
◆割り込む場合は楽器の所から
ホーダの入り口は楽器の、特に一番大きいビリンバウのグンガの所が入り口となります。
必ず楽器の前からホーダに入っていきます。
◆楽器の前を横切らない
ジョーゴに割り込む時以外、楽器の前に立ったり通ったりしてはいけません。
楽器を変わる時なども、ゆっくりせずなるべく時間をかけず交代します。
◆割り込んでメストレを追い出さない
コンプラー(割り込んでホーダに入る)時は、メストレやコントラメストレなど、
自分よりはるかに帯の高い人を追い出してはいけません。
◆楽器の交代は1つずつ
楽器を交代する時は音楽をなるべく途切れさせないように、1つずつ楽器を交代します。
同時に複数の楽器を交代してしまうと、音が消えホーダのエネルギーが下がってしまいます。
いつコンプラー(割り込み)すればいいか?
初心者の方にとってよく戸惑うのは、ジョーゴに入るタイミングです。
基本的にいつでもコンプラーして良いです。
むしろ積極的にした方が良い経験になるでしょう。
ただし「Axe」すなわちホーダのエネルギーを保つのが重要です。
前の人がジョーゴし始めてすぐに割り込むのはよくありません。
片方が転ばされた直後も様子を見ましょう。
転ばされた人は名誉挽回したいと思っているはずです。
シャマーダ中、ヴォルタドムンド中も割り込まないです。
以上が基本ですが、状況におおじて柔軟に対応すること求められます。
とは言え考えすぎて尻込みしてしまっては楽しくありません。
何よりもホーダのAxeを高めるため、どんどん積極的にコンプラーしていきましょう。