カポエイラの世界には段位を表す帯があります。
他のスポーツとは大きく違う仕組みについて解説!
帯と昇段
カポエイラの世界には帯の色によって段位を表す仕組みがあります。
道着の腰に巻く帯の色でカポエリスタの階級を表す、柔道や空手に似たような仕組みです。
カポエイラには大きく分けて3つ流派がありますが、ヘジオナウとコンテンポラーニアの流派には帯があり、アンゴーラには帯はありません。
また帯の色や段位の数、名称も世界的に統一されておらず、各グループによって様々に決められています。
一般的に多くは帯の色にブラジルの国旗の色、緑、黄色、青、白が使われます。
また高い階級の場合、昇段には技術のみでなく、カポエイラへの貢献や指導歴などが必要となる場合もある。階級の名称
帯の階級の代表的なものを見てみましょう。
「メストレ」・・・マスター。最も高い階級。数十年カポエイラで活躍、貢献した者しか得られない。
「コントラメストレ」・・・準メストレの階級。似たものでメストランドという階級もある。
「プロフェッソール」・・・先生、指導者。直訳は教授で、指導者の中でも高い階級である。
「インストルトール」・・・先生、指導者。プロフェッソールより下だが正式な指導者の位置づけ。
「モニトール」・・・指導者見習い。
「グラドアード」・・・生徒長、生徒の上級者
「アルーノ」・・・生徒
帯の呼び名は他にも様々なものがあり、順序も異なる場合もあります。