カポエイラの歌の種類にはどんなものがあるのか?
謎の多いカポエイラの疑問についてお答えします。
カポエイラの歌の種類
カポエイラの歌には大まかにこういった種類があります。
・ラダイーニャ
・クアドラ
・カントジエントラーダ(シューラ)
・コヒード
これらの歌には歌われる状況、意味があります。
それぞれを細かく見ていきましょう。
ラダイーニャとクアドラ
ラダイーニャとクアドラは、呼び方は違うものの役割はほぼ同じです。
これらはカポエイラのホーダの一番最初に歌われます。
他の歌と違い独唱(ソロパートのみ)です。
歌の内容も長いものが多く、メッセージ性の強い歌が多いです。
ラダイーニャとクアドラの違いは、楽器のリズムによって使い分けがされます。
・クアドラ→サンベントグランジジビンバのリズムでう歌われる
・ラダイーニャ→どのリズムでも歌われる
メストレビンバが作ったカポエイラヘジョナウで歌うものをクアドラと呼んだことから、
これらの分類ができました。
カントジエントラーダ(シューラ)
直訳すると「入場曲」。シューラと呼ばれることも多いです。
短いフレーズで、メインの歌い手と全員のコーラスの繰り返しで成り立ちます。
例えばメインが「イエービンバメウデス」
コーラスが「イエービンバメウデウスカマラ」
といったようにです。
何かを讃えたり感謝を捧げる歌詞や、
状況や意思を伝える歌詞など、それぞれのフレーズに意味があります。
コヒード
ジョーゴ中に歌われる歌で、カポエイラの歌の大部分がコヒードです。
古くからブラジルに伝わる民謡的な歌から、
最近作られた現代的な歌詞の歌まで様々な歌があり、
数え切れないほど沢山あります。
歌はジョーゴ中リードとコーラスに分かれており、
次々と様々な歌が歌われます。
歌の中には今の状況や、歌い手の意思を参加者に伝える場合もあり、
歌詞によって何かの行動を求められる場合も稀にあります。