カポエイラってどうやって勝敗つけるの?カポエイラのルールって?
      
謎の多いカポエイラの疑問についてお答えします。
      
      
      
カポエイラに勝敗はつかない
      カポエイラはサッカー、将棋と同じようにゲーム要素があります。
      
      
相手の動きに対応し、駆け引きを行ったり追い詰めたり転ばせたりします。
      
      
しかしカポエイラは勝敗を決めません。
      
相手とゲームをして楽しむ、見ている人を感動させて楽しむ、自分達が盛り上がって楽しむ、などカポエイラの目的や楽しみ方は様々なのです。
      
      
      
歴史的にも、アフリカからブラジルへ連れてこられた奴隷達の遊びであり、鍛錬の方法であり、権力に抗う為のツールであるなど、状況によって様々な目的として行われていました。
      
      
      
カポエリスタにとって今も昔もカポエイラをする目的は自由です。
      
      
現代に置き換えれば、ダイエットのため、趣味のため、強くなるため、アクロバティックで格好良い技をする為など目的は人それぞれでいいのです。
      
      
     
 
     
     
      ルール
      勝敗をつけないので何をするのも自由なカポエイラ。
      
      
しかしやってはいけないこと、マナーやルールと言えるものはあります。
      
      
それは場面、状況によって変わってきますが、大概の場合守るべき基本ルールを紹介します。
      
      
      
・攻撃を相手に当ててダメージを与えない
      
      
・相手の攻撃に当たらない
      
      
・両手、両足、頭以外を地面につかない
      
      
・下半身を狙って蹴らない
      
      
・楽器、音楽、メストレ(ホーダの責任者)の指示に従う
      
などが挙げられます。
      
      
ただし状況によってこれら基本ルールですら覆る場合もあるほど、カポエイラは自由なのです。
      
     
 
     
     
      大会でのルール
      近年では世界でもカポエイラの大会が多くはないですが開催されるようになりました。
      
最もメジャーな大会「ワールドカポエラチャンピオンシップ」と「レッドブル パラナエ」のルールに着目すると、
      
細かな部分は違えど、どちらも採点で勝敗をつけることは同じです。
      
これはカポエイラの格闘技としての側面と、芸術としての側面を同時に評価する必要があるためです。
      
どの大会においても、相手にダメージを与えることは禁止し、効果的に立ち回り駆け引きを行うことを評価しています。
      
同じ大会でも年々ルールは修正されています。