カポエイラをするにおいてよく耳にする「ホーダ」と「ジョーゴ」
一体どういうものか見ていきましょう。
ホーダ
ホーダ(Roda)とは、楽器を持つ奏者達(バテリア)を先頭に人で輪を作りカポエイラを行う円、又はその円を作りカポエイラを行うこと自体を指す。
全ての参加者は楽器の演奏に合わせて歌い、音楽に合わせて拍手でリズムを取る。
2人のカポエリスタがホーダの中で、音楽の種類やリズムに合わせたジョーゴ(ゲーム)を行う。
そもそも「カポエイラをする」とは、「ホーダを作りカポエイラをすること」を指す事が多く、まさに日々の練習の先の「本番」とも言える。
ホーダの楽器を持たない人々は、全員が立っている場合もあれば全員座っている場合もある。
屋内で行うことが多いが、路上や公園など屋外で行うこともある。
ブラジルで屋外のホーダが行われる際には、通行人なども円に混ざり観戦し、
カポエイラの経験がある人々が飛び入りで参加していくことも多い。
ジョーゴ
ジョーゴとは、カポエイラのゲームのこと。
ホーダの中で2人のカポエイリスタが向かい合って技を繰り出しあう。
蹴る、避ける、移動する、アクロバティックな技をだす、など様々な動きを駆使しながら相手との駆け引きを行う。
カポエイラのジョーゴは遊ぶ、闘う、魅せる、楽しむ、相手とコミュニケーションをとる等様々な表現で説明されるが、その全てを含んでいるとも言える。
ホーダの中でジョーゴを行う2人は、別のカポエリスタが割り込んで入れ替わったり、楽器のメインとなるビリンバウの指示で別の参加者と入れ替わる。