カポエイラはビーチで遊ぶバレーに似ている?

どうもりゅうです。

カポエイラは多面的な要素をもっているため、さまざまなものに分類されたり、例えられたりします。
今回私はカポエイラをやったことない、やってみたい人にカポエイラの目的を説明するために、バレーとバドミントンに例えて説明してみたいと思います。

みなさん過去にビーチで数人で集まってバレーボールを遊んだり、もしくは公園のコートでない場所で2人でバドミントンで遊んだりしたことはないでしょうか。

カポエイラのジョーゴのある一面がそういった遊びに似ている面があります。

ダンスと格闘技をミックスしたカポエイラは、身体の動きはもちろんバレーやバトミントンとは全く違います。空手やキックボクシングやブレイクダンスの方が動きは近いでしょう。
私が思う似ている部分とは、下記の「目的、主旨」の部分です。

・勝ち負けを決めない

・協力して遊んでもいい。

・優劣を競ってもいい。

たとえば公園で2人でバドミントンをして遊ぶ風景。
コートもネットもない芝生の上でそういった光景をよく見かけます。

2人は何を目的にラケットでシャトルを打ち合うのでしょうか?
上手に打ち返してラリーを続けるためかもしれません。中央のラインだけ決めて、得点は決めずに相手が取りにくいよう厳しく打ち合って遊ぶのかもしれません。場面によって使い分けながら両方を同時におこなうのかもしれません。その楽しみ方に実はカポエイラはとても近い部分があると私は考えます。そのプレイヤーのレベルに合わせて遊び方を柔軟に変えられます。

初心者同士ならゆるくラリーを続けるような目的で相手と意思疎通をとって楽しみます。
中級者同士なら、ラリーの途中に早いアタックをまれに出したりして緩急をつけて楽しみます。
上級者同士ならより普通のバドミントンやバレーのようにテクニカルに駆け引きを楽しみます。

カポエイラもまさにこのようにその時々のジョーゴで柔軟に楽しみ方を変えるのです。

上記の3パターンをカポエイラならジョーゴの激しさ、駆け引きの多さに置き換えるとそのまま当てはまります。

また、もし上級者と初心者がカポエイラのジョーゴをする場合、明らかな実力差を見せつけて圧倒しつづけたり薙ぎ倒し続けるようなことは多くの場合よくないカポエイラとされます。

たとえばビーチで5〜6人でバレーをして遊んでいてその中に1人経験者がおり、一方的に経験者がスパイクを打ち続け、初心者は一度もボールを相手に返せないようなことがあれば、その遊びはまったく楽しくないでしょう。公式戦であれば勝ちにこだわるべきなのでそれで正解ですが、遊ぶ、楽しむという目的からは遠く離れています。

カポエイラでも同様で、経験者が初心者に対し上手な技を披露したとしても、お互いが楽しめる範囲で「ジョーゴ(遊ぶ)」ことを目的におこないます。

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